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ちばっ子「学力向上」総合プラン
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令和3年11月26日「コーラスフェスティバル」での挨拶と講評

 【コーラスフェスティバル】開会の挨拶
 
今日、2年ぶりに皆さんの合唱がこのホールに響くことになります。少しずつですが、コロナ禍を乗りこえてここまで来られたことを感じられるのは嬉しいことです。
 
 今日はコンクールではないので、順位はつきません。でも、本来、合唱は競争するために行うものではありませんね。
 
今回、コンクールという形をとらなかったことで、逆に「合唱することの本当の意味」について、見つめ直すことができたのではないかと思います。
 では、何のためにみんなでコーラスを響かせるのか?「合唱することの本当の意味」って何なのか?
 
その答えは、皆さん一人ひとりの心の中にあります。
 
今日のこの舞台の上で、皆さん一人ひとりがその答えに辿り着けたらいいなと思っています。

 さて、
3年生は、卒業まであと4カ月を切りました。学年やクラスの仲間みんなで心を合わせて何かに取り組む機会は、もうわずかしかありません。今日は、この3年間分の仲間への思いを、歌をとおしてみんなに伝える気持ちで、是非歌ってほしいと思います。
 1・2年生の皆さんは、この舞台での合唱は初めてですね。この大きなステージの上でみんなで歌えることをぜひ楽しんで欲しいと思います。
 短い時間ですが、岬中みんなで、このステージに爽やかな風を吹かせましょう。

【コーラスフェスティバル】講評
 
開会のあいさつの中で、私は、今日、このステージの上で皆さんが合唱することの本当の意味を見つけられたらいいな、という話をしました。
 今、歌い終わって、皆さんの心の中に何か見つかったものはあるでしょうか?
 私は、歌は心を伝えるものだと思っています。上手下手ではなく、心に響く歌ってありますよね。それは、その人の思いがメロディや歌詞に乗って伝わってくるからでしょう。
 人間は、感動なしに心豊かに生きてはいけません。だから、歌や合唱は人の生活に無くてはならないものなのだと思います。
 
 そういう意味で、今日の皆さんの合唱は心に響く、人を感動させる力のある合唱だったと思います。それは、皆さん一人ひとりが心を込めて、一生懸命思いを伝えるために歌ったからだと思います。
 この前、お話しした「挨拶」のことと同じように、皆さんの一生懸命な歌声にも人の心を変える力があります。そのことに改めて気づかされました。今日の発表会はやっぱりやってよかったと思っています。
 是非、これからも競争であろうがなかろうが、みんなで心を合わせて一生懸命取り組むことに喜びを感じられる皆さんであってほしいと思います。そして、これからも誰かの心を感動させられる皆さんであって欲しいと思います。
 
 最後になりますが、今日の合唱のために、誰にも見えないところで一生懸命練習していたであろう指揮者と伴奏者の皆さん、本当にありがとうございました。よく努力してくれました
 それから、実行委員会の皆さんも運営ありがとうございました。たくさんの人に支えられて今日のコーラスフェスティバルは実現しました。そのことも忘れずに感謝の気持ちを大切にしたいと思います。
 今日は、みなさん、感動をありがとうございました

 
 


 
 

令和3年11月1日 全校集会での話

 【全校集会⑤】 一通の手紙からわかること ~『挨拶』の力~  
      久しぶりに全校の皆さんが集まって、こうして集会ができますね。
    全国的に感染者数もだいぶ減少してきました。まだ、油断は全然できませんが、3年生が修学旅行に行ってきたように、できることから通常に近い活動に戻していきたいと思います。ただし、感染症対策は引き続きしっかり行っていかなければならないことは、よく分かっていると思いますので、よろしくお願いします。

   さて、クラスや学年で、すでにお話しされたと思いますが、先日、地域の方から、一通の手紙が届きました。
 
   東京から引っ越してきたご夫婦からのようですが、皆さんへのお礼の手紙です。
   この方は、東京から引っ越してきたけれど、知らない土地だし、お店は少ないし、電車は1時間に1本で病院に通うのは不便だし、「ああ引っ越してくるんじゃなかった」と後悔して、暗い気持ちで毎日を過ごしていました。ところが、ある日の出来事を境に、それが張り合いのある嬉しい毎日に変わったというんですね。
    ちょっと読んでみます。
   「岬郵便局近くで、前方から縦一列で自転車で下校してくる何人かの女子中学生さんに会いました。口々に明るく大きな声で『こんにちは』と言いながら通り過ぎて行きました。最近では、1011日午後330分頃、岬ふれあい会館前で、緑のジャージでヘルメット着帽の自転車下校中の一人の女子学生さんに会いました。その女子学生さんも年寄りの私たち二人に、『こんにちは』とはっきりした声で。心弾ませ、私どもは『気をつけて』『さようなら』とお礼を返しました。
    自主的に挨拶のできる子どもさん方に感心させられます。
   挨拶とは、こんなにも大きな大きなエネルギーで、相手の心を揺さぶり、元気・張り合い・楽しさ・嬉しさ・生き甲斐をもたらせてくれる、と恥ずかしながらこの年で感知できました。元気で、可愛い子どもさんたちの温かい心を支えに前向きに生活してまいります。」

    大げさではなく、皆さんのする挨拶が、このお二人の、暗い気分でいた毎日を明るく嬉しい毎日に変えたんですね。「こんなところに引っ越してくるんじゃなかった」と思っていた気持ちを、皆さんの挨拶が、「ここに引っ越してきてよかった」と思えるように変えたんです。
    自分では気づいていないだろうけれど、皆さん一人ひとりの挨拶には、こうして人の心を変えるだけの力があるんですね。
    
    むかし、社会科の授業で、観光で地域の活性化に取り組んでいる、ある旅館の女将さんにお話をしてもらったことがあります。「地域を活性化するために私たちにできることはなんですか?」と生徒が質問したら、その方は、間髪を入れず「町で明るく挨拶してくれることです」と答えていました。「皆さんが町で明るく挨拶してくれれば、すれ違った人も挨拶を返してくれる。こうして挨拶の輪が広がれば、観光客の人にも『この町はいい街だな』と思ってもらえて、またこの町に来てもらえる。挨拶なんてささいなことと思っているかもしれないけど、街にとってはとても大きな力になる」、そうおっしゃってました。
    挨拶は、どれも短い言葉だけれど、人の心も町だって変える大きな力があるんですね。

   手紙の最後には、こう書かれています。
   「子どもさん方に心からのお礼を。」

    挨拶をすることで誰かに喜んでもらえて、さらに感謝までしてもらえて。
    挨拶をするって、いいことづくめです。

  
 

令和3年10月8日 全校集会での話

【全校集会④】 『通知表は何のため?』
 今日は前期が終了する日ですので、私から少しお話をさせていただきます。
 先日、「スケアードストレイトによる交通安全教室」を実施しました。あの日以来、皆さんは、交通安全にこれまで以上に、気をつけるようになったでしょうか?
 スタントマンの皆さんが、体を張って交通事故を再現してくれましたが、本当に自分がああいう目に遭ったらどうなってしまうだろう?ということを、もう一度よく想像してみてください。
 事故に遭ってからでは遅いのです。ヘルメットをきちんとしていなかったために、頭を打って取り返しのつかない大けがを負ってしまった。後から、「ああ、ちゃんとあご紐をしておけば」といくら後悔しても遅いのです。
 そして、もう一点。スケアードストレイトの中で、司会の方が話していたある大切なことも忘れてはいけません。それは、自転車は「車両」だということです。皆さんは、自転車と言う軽車両の運転手なのです。自動車を運転する人と同じように、運転手としての責任があります。だから、自転車の運転手として加害者になることだってあります。その点からも、「ちゃんと交通ルールを守っておけばよかった」と後から後悔することがないようにしなければなりません。
 くれぐれも自転車の乗り方には気をつけて欲しいと思います。
 
 さて、この後、皆さん一人一人に通知表が渡されます。それを見て、喜ぶ人もいるでしょう。逆に落ち込む人もいるかもしれません。しかし、そもそも通知表は何のためにあるのでしょうか?
 評定の数値を人と比べるためでしょうか?丸の数を数えて人と比べるためでしょうか?
 皆さんは、一人一人、もともと得意なことも違うし、性格も違う。それは当たり前のことだし、違っていいわけですから、通知表の数字や丸の数を、他の人と比べたところで意味がありません。だから、人と比べて、喜んだり悲しんだりする必要はないのです。
 では、何のために通知表はあるのでしょうか?
 通知表を見ると、自分は何が得意なのか、何が長所なのか、何が苦手で、何が不足しているのかを客観的に知ることができます。それから、何の成績が伸びて、何の成績が下がったのかも知ることができます。皆さんが、通知表を見て、必ずしなければならないのは通知表の結果が、良かったにしろ不本意なものだったにしろ、どうしてそうだったのかという理由を、きちんと考えることです。そして、良かったことはさらに伸ばしていくし、良くなかったことについては、改善策を考え実行していくことです。
 実は、皆さんが社会に出た時に重要になるのは、通知表の数字よりも、そうした、自分で課題を見つけ、解決策を考えて実行していく力なのです。
 通知表は、皆さんが、次のステップに進むための目標や課題を自分で見つけ、それを実現したり改善したりすることで自分の力を伸ばしていくための道具です。人と比べるためのものではありません。
 
 来週から、後期が始まります。
 3年生は、いよいよ進路に向けて、本気モードに入る時です。同時に、修学旅行や合唱といった行事も控えています。残り少なくなっていく中学校生活を、学習面からも生活面からも充実させていく大切な時期に入っていきます。
 仲間とのつながりを大切にしながら、お互いに思いやりながら、一日一日を大切にしていって欲しいと思います。
 1・2年生も、これから忙しくなります。運動部の人は、延期されていた新人戦がやってきます。文化部の人も、文化発表会はなくなりましたが、作品展は行います。作品づくりや共同制作に是非励んでください。それから、生徒会選挙も近づいてきます。3年生に代わって、次の時代の岬中をつくる中心となってもらわねばなりません。
 1・2年生も、3年生にとっても、今日は、新しいステージに入るためのけじめの日です。
 来週からの、皆さんの新たな健闘を祈っています。
 


 

令和3年9月1日 始業式での挨拶

 【始業式 挨拶】 『支え合い、この困難を乗り越えよう』
 皆さん、おはようございます。
 40日間の夏休みはどうでしたか?部活も途中から中止になり、2年生の校外学習も延期になるなど、学校の活動も大きな制約を受けることになってしまいました。お家でも気分が晴れるようなことがなかなかできず、どこかもやもやした気分の毎日を過ごしていた人も多いのではないでしょうか。
 そんな毎日の中で、オリンピック・パラリンピックには、胸を躍らされた人は多いのではないでしょうか?
 たくさんの感動的で素晴らしい場面がありましたが、私が見ていて思ったのは、人間の可能性ってすごいなということです。努力を積み重ねることで、人間ってこんなことまでできるようになるんだと、人間のもつ可能性の大きさをあらためて感じました。
 そして、同時に思ったことは、それを支える人の存在です。陽が当たるのは選手ですが、そこには必ずそれを支える誰かがいます。
 家族、仲間、コーチや監督、選手をサポートする様々なスタッフ。あるいは、大会を運営するたくさんの役員やボランティア。
 さらには、こういうかたちで選手を支える人たちもいます。選手が使う様々な道具や器具を製作する職人さんたちです。(シューズ職人さん・義肢装具士・競技用車いすを製作する職人さんの画像)
 人は、様々な方法で支え合うことができるのだなと思いました。
 自分なりのかたちで人を支え、人の力になる、そのことに喜びと誇りを感じて生きている方々の存在とその生き方には、学ぶことが多い気がします。

 さて、今日から2学期が始まりました。コロナ禍は収束する気配がなく、私たちは今、とても厳しい状況の中にいます。しかし、それでも私たちは、乗り越えて行かなければなりません。
 これまで何度もお話ししてきたことですが、このコロナ禍という困難に打ち克つには、みんなで、協力し支え合うよりほかに方法はありません。
 人を思いやる優しさをもつこと
 協力し支え合うこと
その気持ちを大切にして、コロナウィルス感染症の拡大防止に協力してください。そして、3年生は、これから迎える進路の決定という大きな壁を、みんなで支え合いながら乗り越えて行って欲しいと思います。
 3年生に代わり、学校の様々な場面で中心となって活動していくことになる1・2年生の皆さんには、これからも「人を思いやる優しさをもち、協力し支え合うこと」を大切にして、様々な行事や活動に取組んでいって欲しいです。
 そして、コロナ禍の中であっても、私たち岬中学校は、岬の風のように爽やかな学校であり続けましょう。


 
 
 

令和3年7月20日 終業式での挨拶

【終業式 挨拶】 『皆さんは、確実に一歩ずつ成長している』
 皆さん、おはようございます。
   先日、行われた郡市総合体育大会には、多くの皆さんが参加しました。大変お疲れさまでした。
      私も、いくつか試合会場を回って応援させてもらいましたが、どの部の皆さんも本当に一生懸命、大会に臨んでいて、とても感動しました。
    真剣な眼差しで試合に臨む選手の皆さん、それを一生懸命応援している皆さん、選手の世話や道具の準備、練習の手伝いに汗を流していた皆さん。
    どの会場でも、部員全員が、同じ目標に向けて、自分の役割を一生懸命果たそうとしている姿に、胸が熱くなりました。チームと言うのは、試合に出る選手と、それを支える人と、色んな人が力を合わせているからこそ成り立っているんだなと、改めて強く感じました。
   協力し支え合うことの尊さに、気づかせてくれた皆さんは、本当に素晴らしかったです。
   だから、皆さんには、自分のチームと、ここまで一緒に過ごしてきたチームメイトを誇りに思ってほしいと思います。
   
   3年生の皆さんは、ほとんどの人がこの夏で、部活動を引退することになります。でも、実は、引退してからこそが、自分が部活動で何を学んできたのか、それが問われることになるのです。2年以上にわたって取り組んできた部活動で学んだことを、本当に生かすのはこれからです。そのことを忘れないでください。
   そして、3年生引退後、チームを引き継ぐことになる1・2年生の皆さん。皆さんも、自分の誇りに思えるような、そんなチームをみんなで協力してつくっていって欲しい、そう思います。


   さて、今日で1学期が終わります。

   人を思いやる優しさをもつこと、
   協力し支え合うこと、
 岬の風のように爽やかであること
 
 これが、私たち岬中の目標です。この1学期間、教室で、部活動で、運動会や壮行会で、たくさんの場面で、皆さんのこの3つの姿を見ることができました。
 
 皆さんは、確実に一歩ずつ、人として成長しています。
 
 この目標は、明日からも変わりません。夏休みであっても、どこにいても、
 人を思いやり、
   人と協力し支え合い、
   岬の風のように爽やかであることを大切にして過ごして欲しいと思います。

   では、十分安全に気をつけて、そして、感染対策をしっかりして、充実した夏休みを過ごして下さい。

    


   
 

令和3年7月8日 部活動壮行会での話

【部活動壮行会での話】 『エールを贈る』        和3年7月8日

 

 いよいよ最後の夏がやってきましたね。

 去年は、総体も県のコンクールも軒並み中止になってしまいましたから、2年ぶりの開催ということになります。

 皆さんには、去年の3年生の分まで、悔いのないように頑張って欲しいと思います。
 

 今日は、これから1・2年生の皆さんが、最後の大会やコンクールに臨む皆さんを応援するために、色々な工夫をしてエールを贈ってくれます。だから、この壮行会は、1・2年生から皆さんへの優しさと思いやりで行われるものです。その気持ちを受け止めて、今週末からの総体やコンクールに臨んで欲しいと思います。

 そして、私からも皆さんにエールの言葉を3つ贈りたいと思います。

 1つ目は、「勝つと思えば負ける。負けると思えばなお負ける。」
 じゃあ、何と思えばいいの?

 思うことはただ一つ、「最後の最後まで自分の力を出し切る。」そのことだけ思って臨めばいいのです。
 
 2つ目は、「心は熱く、頭は冷たく」。
 
気持ちは熱く燃やして、でも頭は冷静に。落ち着いて、しっかり作戦を立ててということ。
 
 そして、最後3つ目は、「岬の風のように爽やかに」。

 試合やコンクールは勝てばいいってものじゃないですね。そもそも試合もコンクールも相手となるチームや人がいるからできる。大会やコンクールを開いてくれる人がいるからできる。だから、試合やコンクール会場では、感謝の気持ちを態度で示さなければいけません。そのためには、明るく、謙虚に、正々堂々とすることが大切です。
 皆さんが、「岬の風のように」爽やかなチームであってくれることを望みます。
 それが、「岬魂」です。
 

 

 

 

 

 


 

 

令和3年7月5日 全校集会での話

【全校集会 ③】 『あるコンビニの貼り紙から ~大人になるってどういうこと?~ 』    令和3年7月5日
                             
 

あるコンビニの店長さんがつくった1枚の貼り紙を見て、私たちも、もう一度自分を振り返ってみないといけないなと思ったので、今日はそのお話をします。

 
 あるコンビニの店長さんがつくった貼り紙というのはこれです。

 貼り紙には、コンビニの駐車場に置き去られたごみの写真と一緒に、ひらがなで書かれた、「いつか大人になるちびっ子たちへ」という題の店長さんのメッセージが書かれています。

 そのメッセージを読んでみますね。

 

 いつかおとなになるちびっ子たちへ

こんなところにゴミをすてちゃうひとがいるんだよ。

しんじられないかもしれないけど、くるまをうんてんしてきて、ちゅうしゃじょうにゴミだけすてていったんだよ。

これはとてもはずかしいことだからまねしないでね。

このひとたちはおとなになれなかったんだよ。  

                    おみせのおじちゃんより
                         (grape編集部  

  
 最後の、「
このひとたちはおとなになれなかったんだよ。」の一文が、胸に突き刺さります。

 

みなさんもあと数年すれば、法律的には成人(おとな)となります。さて、皆さんはの言葉をどう受け止めますか?

 

 年齢を重ねれば、身体も大きくなり、誰だって大人になれます。大人になるのには、資格も免許もいらないのです。

 では、「大人になる」とはどういうことなのでしょうか?年齢や身体の大きさの問題なのでしょうか。みなさんにはそこをぜひ考えてもらいたいと思います。

 もう一度言います。「大人になる」とはどういうことなのでしょうか?

 

 小さな子どもは、自分の気に入らないことがあったり、自分の思い通りにならないことがあると、すぐ泣きますね。皆さんも、お店で欲しいものを買ってもらえなくて大きな声で泣いている小さな子どもを見たことがあるでしょう。

でも、その子が泣くのは、まだ幼くて、自分のことしか考えられないからです。

だけど、人は年齢が経つにつれ、だんだんそういうことをしなくなります。なぜなら、それは、少しずつ周りのことや相手の気持ちを考えることができるようになるからです。

周りのことや相手の気持ちを考えて行動することを「思いやり」とか「優しさ」といいます。「マナー」という言い方もするものもあります。

そして、周りのことや相手の気持ちを考えて行動できるようになっていくことを「人として成長する」といいます。つまり、周囲への「思いやり」とか「優しさ」をたくさんもてるようになることこそ、「人として成長」し、本当の意味で「大人になっていく」ということなのだと思います。

 

 さっきのコンビニの駐車場にゴミを捨てていった人たちの行動は、何の事情があったのかわかりませんが、残念ながら、ゴミを片づける人のことを思いやった行動とはいえない。次にその場所に車を停めようとする人のことを思いやった行動ともいえない。ゴミを片づける人や次に車を停めようとする人の気持ちよりも、自分が面倒臭くないことの方が大切という、まさに自分のことしか考えられない、お店でぐずる小さな子どもと心の成長レベルは同じではないでしょうか。

だから、先ほどの店長さんは、「おとなになれなかった」人と表現したのでしょう。

 

 岬中学校の目標の一つは、「人を思いやる優しさをもつこと」です。

 今日の話を、もう一度、自分を振り返ってみる機会としてくれると嬉しいです。

 

 

 さあ、1学期も残りわずかです。皆さんには、思いやりと優しさを大切にしながら、岬の風のように爽やかにこの1学期を締めくくって欲しいと思います。
 

R3.5.31 全校集会での話

【全校集会②】 『人の心を動かす力』                     
                                                                          令和3年5月31日
  皆さん、おはようございます。
   先日、ある地域の方とお話をしました。その時に、先日の岬中の運動会の話題が出ました。その方の話では、ある保護者の方が、岬中の運動会を観に行って、とても素晴らしくて感動したと話していたということでした。
   色々と詳しく教えてくれたのですが、
   なによりも素晴らしかったのは、どの競技も種目も、誰一人手を抜くことなく、みんな一生懸命に取り組んでいて、そのことに心打たれた、そういう話をしていたそうです。

   それを聞いて、私は思いました。
   確かに、あの時、皆さんは、自分が得意なことであろうが苦手なことであろうが、最後まで一生懸命、走ったり、投げたり、跳んだり、引っ張ったり、それから踊ったりしていました。そして、大きな声で応援もしていました。その姿が、観ている人を感動させた。
  つまり、皆さん一人一人には、周りの人の心を動かす力、周りの人を元気づける力があるんだ、ということです。
  それは、運動会に限ったことではなくて、他のことだってみんなそうだと思います。それから、うまくいこうが失敗しようが、勝とうが負けようが、そんなことも関係ありません。あなたが、一生懸命何かに頑張ることで、その姿に心を動かされ、「私も頑張ってみよう」と思う人が必ずいるのです。
  だから、皆さん一人一人は、実は、人の心を動かすことのできる、限りなく大きな力をもっているのだと思います。

   確かに、ニュースやテレビでは、スポーツや芸能といった輝く舞台で活躍する人が取り上げられ、私たちはそれを観て、感動したり、元気づけられたりしています。私も大谷選手がホームランを打つたびに 「やった!」と喜んでいる一人です。
   でも、実は、皆さん一人一人だって、何かに一生懸命取り組むことで、大谷選手と同じように、誰かを感動させ、誰かの心に爽やかな風を吹かせることができるのです。この前の運動会が、まさにそうだったのです。

   人の心を動かすことのできる人生って、素晴らしいと思いませんか。でも、それは、「誰もできないようなすごいことを成し遂げる」ということではなくて、「今、目の前のことに一生懸命頑張る」ことで十分実現できるんだということに、今回の運動会で皆さんが気づかせてくれました。

  是非、皆さんが、今回の運動会をとおして、これからの自分の生き方について考えを深めてくれるといいなと思っています。
 

R3.5.14 運動会 挨拶

【運動会 開会式 挨拶】

令和3年5月14日

おはようございます。

皆さん、今日まで準備に練習に、本当によく頑張ってきました。先生方も今日は朝早くから頑張りました。

ここまでの頑張りの成果を、今日は思う存分、発揮しましょう。

 予行の時に、運動会の参加の仕方はいくつもある、という話しをしました。競技・応援、そして係の活動。どれも大切な参加の仕方です。

 だから、この3つとも一生懸命、頑張りましょう。

 一生懸命、頑張っている人は、結果がどうであっても、必ず輝いています。

岬中学校の運動会は、みんなが主役。一人一人が、この運動会の様々な場面で、一生懸命頑張ることで、輝いて欲しいと思います。

 

 

【運動会閉会式 挨拶】

団長・副団長さんは立ってください。応援団長・副団長さんも立ってください。

 今日まで、皆さんの先頭に立って団をまとめるために、重圧もあったと思いますが、リーダーとして本当によく頑張ってくれました。みんなで、拍手してその努力を讃えましょう。

今、各団のリーダーの皆さんを紹介しましたが、そのリーダーを支えたのもまた、団員の皆さん一人ひとりの頑張りだと思います。だから、皆さん一人一人は、お互いがお互いを支え合う大切な存在なんだと思います。今日は、そのことに改めて気づくことのできた素晴らしい一日になりました。

この運動会を機会に、みんなで協力し支え合うことのできる岬中学校を、みんなの手でつくり上げていきましょう。

そうすれば、今日のスローガンのように、岬の風はきっと追い風となって、一生懸命頑張る、皆さんの背中を押していってくれると思います。今日の皆さんは、本当にみんな輝いていました。よく頑張りました。

 

最後に、本日、お越しくださいました、保護者の皆様、ありがとうございました。運動会は、楽しい思いも悔しい思いもする、嬉しいこともあれば、辛いこともある、大切な経験の場です。お家に帰った時、お子様に今日の経験を人としての成長につなげる一言をかけてあげていただければ幸いです。

 

R3.4.30 全校集会での話 

【全校集会 ①】 『GWを前に』                    

令和3年4月30日

 

皆さん、おはようございます。

 新年度が始まって1ヵ月が経ちました。1年生の皆さんは、少しは中学校生活に慣れましたか?ちょうど疲れが溜まって来たところだと思いますので、ゴールデンウィークは心と体をリフレッシュさせてください。

2・3年生の皆さんも、この1ヵ月は、色々と忙しかったと思います。入学式の準備や春の大会、テストもありました。上級生になると、責任も重くなります。この1ヵ月、体力的にも精神的にも「結構大変だったな」と思える人は、上級生としての責任をしっかりと果たしながら学校生活を過ごせた人です。そして、誰かの役に立つことができた人です。だから、そういう自分に自信と誇りをもって下さい。素晴らしいことです。

 

さて、来月の14日には運動会があります。今年も、昨年同様に内容と時間を縮減しての開催となりますが、それでも去年は大変盛り上がった素晴らしい運動会でした。そう思いませんか?その大きな要因は、やはり3年生の素晴らしい取り組みにあったと思います。一番、立派だったと思うのは、最上級生だからと言って自分たちが目立てればいい、自分たちが楽しければいいというような態度が全くなかったということです。みんなが楽しく運動会に参加できるように、練習の時から下級生の面倒をとてもよく見てくれていました。応援合戦や競技も仲間と協力しながら、お互い助け合って取り組んでいました。

是非、今年の3年生も、自分だけ自分たちだけではなくて、みんなが楽しくハッピーな運動会になるように、ということを意識して取組んで欲しいと思います。

そして、もう一つ。新型コロナウィルス感染症に感染しないように予防に努めてください。何度も言いますが、コロナ禍に打ち克つには、みんなで協力し支え合うしか方法はありません。それは決して難しいことではなくて、マスクの着用、石鹸での手洗いや消毒、熱があったら休む、という基本的な予防策を、みんなが協力してしっかりと心掛けるということです。何か事情があるわけでもないのに、マスクは嫌だからしない、手洗いは面倒だからしない、ということを誰かがしていてはいつまで経ってもコロナ禍は終わらず、結局、運動会も修学旅行も安心してできるようにはなりません。

自分勝手な考え方をしないことが、結局、自分たちを守ることにつながるということを忘れないで欲しいと思います。

 

ただ、それでも感染してしまう場合はあります。感染防止に100%がない以上、それは仕方のないことです。一番いけない事は、もし感染してしまうと運動会が中止になってしまうから、熱があるのに黙っていた。体調が悪いのに病院に行かなかった。結果として、たくさんの人に感染させてしまった、というパターンです。これは絶対にいけません。

もし、感染者が出ても、運動会は中止にはなりません。延期になるだけです。そして、それを責める人は誰もいません。岬の風のように爽やかであることが岬中の目標です。爽やかな人は、決して、感染した人を責めたり、中傷したりしません。

ですから、心配せずに、もし、熱があったり、体調が悪かったりしたら、すぐにお医者さんに行ってください。

 

明後日から連休になります。いつも学校に来る途中に思うことですが、きちんと交通ルールを守って自転車に乗っている人が本当に多いです。きちんと自転車を降りて横断歩道を渡る、荷台に荷物を縛る、並進せずに一列で走行する、本当に立派だと思います。

連休中も、くれぐれも交通事故とコロナ感染に気を付けて、過ごしてください。

 

R3.4.27 生徒総会での話

【生徒総会での話】『岬の風のように爽やかな岬中を皆さんの手で』

令和3年4月27日

 

 皆さん、こんにちは。1年生のみなさんは、初めての生徒総会になりますね。

今、生徒会長さんが生徒総会について、お話をしてくれましたので、私は、生徒会について、少し話しをします。

生徒会というのは、岬中学校の生徒である、みなさんひとりひとりが全員会員となってつくる組織です。

では、何のためにあるかというと、

学校にはたくさんの生徒の皆さんが、集団で生活しています。だから、いろいろな問題が起こります。誰かにとってはよいことでも、誰かにとっては困ったり、嫌であったりすることもあります。みんなにとって、何が一番、公平で、よりよいことなのかを話し合ってルールをつくり、みんなで役割分担して問題解決に取組んでいく、それが生徒会の役割です。

例えば、今、感染症予防のために、マスクの着用や手洗いが大事ですね。だから、マスクをつけなかったり、手洗いをしなかったりする人がいて感染が広がるとみんなが困ります。そこで生徒会の中の保健委員会という組織が、マスク着用や手洗いを呼びかけたり、石鹸や消毒液がきちんとあるか点検をするという活動をしてくれています。

生徒の皆さんが自分たちの手で、この岬中学校でみんながよりよく生活できるようにするために活動する、これを「自治」といいますが、そのための組織が生徒会なのです。

これから、始まる生徒総会は、生徒会会員が全員集まり、代表のみなさんが、みんなが岬中でハッピーに過ごせるようにこの1年間に取り組んできたことを報告し、そしてこれからの1年間で取り組んでいくことを提案する場です。

一人一人が「自分も岬中をハッピーにしていく生徒会の一員なんだ」と思って参加してください。

そして、岬の風のように爽やかな岬中を、皆さんの手で作り上げていって欲しいと思います。
 

R3.4.7 入学式式辞

【入学式 式辞】

令和3年4月7日

 新年度を前に、先日、太東岬に行って来ました。目の前に広がる大海原と吹き渡る風の清々しさに、これから始まる新しい一年への大きな希望を感じました。

新入生88名の皆さん、御入学おめでとうございます。みなさんの入学を岬中学校の教職員、在校生一同、心からお待ちしていました。

 今、こうして、緊張の中でも、しっかりと前を向く皆さんの真剣な眼差しに、新たな生活へ向かう決意が感じられ、大変感激しています。

 しかし、皆さんの心の中には、勉強のこと、部活動のこと、友達のことなど、新たな学校生活に向け、不安に思っていることもたくさんあるでしょう。

 でも、心配はいりません。なぜなら、皆さんのそばには、皆さんと同じ思いで入学し、それを乗り越えてきた頼れる2年生・3年生がいます。今も、先輩方は、リモート回線で結んだ教室から、テレビ越しに皆さんのことを温かく見守ってくれているはずです。

 それから、皆さんを支えてくれる先生方もいます。三十名の教職員が、皆さん一人一人を大切に思い、皆さんの成長のために全力を尽くします。だから、どうぞ安心して、学校生活を送ってください。

 

 ただ、皆さんに言っておかなければならないこともあります。それは、当たり前のことですが、皆さんは今日から『中学生』であるということです。人としての成長の階段を一つ登ったということです。だから、小学生の時と何もかも同じままではいけません。今まで以上に、自分でできることは自分でするようにしましょう。そして、自分の夢や目標を見つけるために、目の前の一日に全力投球しましょう。もし夢が見つかったら、その実現のために、何が大切かを考え、努力していきましょう。

 

 それから、もう一つ。それは、昨日の始業式で2・3年生にも話したことです。

このコロナ禍の一年で、私たちはいくつかの大切なことに気づかされましたそれは、人を思いやる優しさこそが、大きな力となるということ、そして、協力し支え合い感謝の気持ちをもつことの大切さです。

感染防止に努めることは人への思いやりです。感染した人を差別や中傷から守るのは、人の心の痛みがわかる優しさです。ウィルスと向かい合う医療従事者の皆さんを支えるのは、私たちの感謝の気持ちです。コロナ禍という困難に打ち克つ方法は、みんなで協力し、支え合うことよりほかにありません。

そして、この『思いやりと優しさ』、『協力と支え合い』は、コロナ禍だからということではなく、これからもずっと私たちみんなが、大切にしていかなければならないことだと思います。

ですから、私たち岬中学校の目標は、

人を思いやる優しさをもつこと

みんなで協力し支え合うこと

そして、あの岬の風のように爽やかであること    の3つです。

のことを、心に深く留めておいて欲しいと思います。


 続いて、保護者の皆様に申し上げます。

 本日は、お子様の御入学、誠におめでとうございます。制服に身を包み、立派に成長されたお子様をご覧になり、さぞかしお喜びのことと存じます。

 これからの三年間は、お子様にとって、人生の中で、もっとも難しく、もっとも不安定な時期であります。また、人生の岐路となることもあります。お子様の人としての成長と未来の幸せのために、御家庭や地域と連携・協働しながら、充実した教育活動を進めて参る所存です。どうか温かい御支援・御理解と、特段のお力添えを頂きますよう、お願い申し上げます。

 

 結びに、コロナ禍が一日も早く終息し、今日、入学した皆さんが、何のためらいもなく笑顔をはじけさせ、明るく元気に輝ける日が来ることを信じ、式辞といたします。
 

R3.4.6 始業式での話

【始業式での挨拶】                     

令和3年4月6日

新2・3年生の皆さん、おはようございます。

 春休みに入る前の終業式で、私が皆さんにお願いしたこと、それは、春休みを、ただの休みにせず、『4月からまた一段階、人として成長するぞ』という覚悟をもつための時間として欲しい、ということでした。

 皆さん、今日は、その覚悟をもってきましたか?

3月までのあなたと、今日からのあなたは違います。なぜなら、皆さんは1学年進級したのですから。

このコロナ禍の一年で気づかされた大切な事がありました。それは、人を思いやる優しさこそが、大きな力となるということ。そして、みんなで、協力し支え合うことでしか、コロナ禍という困難に打ち克つことはできないということでした。

 今日から一学年進級した皆さんは、一学年進級した分、さらに人を思いやる優しさと、みんなで協力し支え合うことを大切にして、人として、また一つ成長して欲しいです。

 

 実は、先日、太東岬に行ってきました。大海原を吹き渡る風が、とても爽やかでした。こんな風景に身近なところで出会えるのが、この岬中学校の素晴らしいところでもあります。

 コロナ禍は、まだまだ続きそうですが、そんな中でも、我々岬中学校は、「岬を吹き渡る風のように『爽やか』でありたい」と強く思いました。

 ですから、今年の我々岬中の目標は、

人を思いやる優しさをもつこと

協力し支え合うこと

そして、岬の風のように爽やかであること    です。

この3つを大切にして、去年からの合言葉の『ハッピーな岬中』をつくっていきましょう。

 

思いやりのある人は、微笑みがいつも優しい。

支え合うことの大切さを知っている人は、心がきれい。

岬の風のように爽やかな人は、いじめなんてしません。

今日から、一年間、また頑張りましょう。

 

最後に一つ、

この後、新しいクラスや担任の先生が発表されます。自分の思い通りにならないこともあるかもしれませんが、でも、人生は、思い通りになることの方が少ないものです。そこで、どれだけ頑張れるか。それが大事です。